はじめに

はじめに
01 /01 2020
※このページは先頭に表示されるように設定してあります。


脳腫瘍と闘う少女と、その家族の日々を記録していきます。

同じ病気の方の参考になるように、
そして、
いつか娘が大きくなったとき、「こんなことがあったよね」と笑って話せるように。


そして、このブログを書くことによって、父親である僕自身が現実を受け止めて、冷静さを欠かないように。

きっと良くなることを信じて・・・。


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枕元の手紙 (入院77日目)

入院生活
06 /27 2017
【6/27(火)・入院77日目】

今日は面会するために、夕方から病院に行った。



病室に着くと、愛美がいない。

よく見ると、置き手紙が置いてあった。


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リハビリは30分程度だ。

病室で待つことにした。




今日は妹からの手紙と、愛美に頼まれていた玩具を持ってきた。


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玩具は先日、姉妹で楽しんでいたアクアビーズの追加だ。

色々揃えると、結構な値段になる。



こういう商品は、本当に良くできている。

子供の心をつかむのが上手だ。

僕としても、少しでも愛美の気が晴れて、元気になってくれればと思い、ついつい財布の紐が緩んでしまう。



リハビリから戻ってきた愛美は、嬉しそうに妹からの手紙を読んでいた。


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愛美は、今までもらった手紙を枕元のボードに貼っている。

色々な人の手紙から、勇気をもらっているのだろう。


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その後、ダンボールに入ったアクアビーズにも手をつけるかと思いきや、院内学級の宿題を始めた。

宿題を終わらせてから遊ぶそうだ。


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えらい。

我が子ながら感心する。

僕が子供の頃は、宿題なんかそっちのけで、遊んでばかりだったが・・・。



宿題を終わらせた頃には、夕食の時間になっていた。

愛美が夕食を食べ終わるのを確認してから、病院を出た。



愛美は、相変わらず体力がなくてすぐに疲れてしまうようだが、今日見た限りではそれ以外の問題は無さそうだ。

多少、食欲は無いものの、顔色も悪くなかった。



来月上旬のMRI検査が気になるところだが、今はもう少し我慢して待つしかない。

腫瘍は、きっと小さくなっているはずだ。



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信じること (入院76日目)

入院生活
06 /26 2017
【6/26(月)・入院76日目】

今日は、夕方から面会に行く予定だったが、ちょっとしたアクシデントがあって行けなかった。

ただ、誰も面会に行かないと、愛美が寂しがる。

まだ幼い愛美の気持ちを考えると、少なくとも僕達両親のどちらかがそばにいてあげたい。

急遽、妻に行ってもらった。



この病院は、全国から色々な病気を持つ子供がやってくる。

だから、中には、日帰りで来れないほど遠いところから来ている家族もいる。

そのような家族は、近くにアパートなどを借りて、毎日サポートしている。



僕達は、片道1時間ほどで行けるので、まだ良い方だ。

今日みたいに、一方が急遽行けなくなっても、何とかカバーできる。

片道1時間は決して近いとは言えないが、それでも、毎日どちらかが通えるのだから、この恵まれた環境に感謝しなければいけない。



今日の愛美は、朝から夕方までフルタイムで院内学級の授業を受けた。

抗がん剤の影響で、体力は相当落ちている為、夕方妻が面会に行った頃は寝てしまっていたようだ。



妻がラインで送ってくれた写真を見ると、気持ち良さそうに寝ている愛美が写っていた。


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それでも、起きて夕飯を食べた後、妹に手紙を書いていたようだから、問題はなさそうだ。

治療は順調に進んでいると理解してよいだろう。


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今でも僕の中に、不安や疑問な点は沢山ある。

でも、ここまで来たら、この病院を信じるしかない。



考えれば考えるほど、不安になるだけだ。

だから、とにかく信じることが大切だと思う。



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一時外泊 (入院74日目・入院75日目)

入院生活
06 /25 2017
【6/24(土)・入院74日目】

朝、目が覚めると、隣に愛美がいる。

安心した。



つい数ヶ月前までは、当たり前だった日常。

それが、もうすぐ戻ってくるはずだ。

そう期待している。



今日は愛美を迎えて、自宅で家族水入らずで過ごすつもりだった。

しかし急遽、仕事の取引先からの呼び出しがあった為、僕だけ外出せざるを得なかった。

それでも、仕事があるということは有難いことだ。

愛美と過ごす時間は減ってしまうが、感謝しなければいけない。



仕事を終えて自宅に戻ると、愛美は次女と遊んでいた。

2人とも、先日買ったアクアビーズにはまっているようだ。


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愛美は現在、抗がん剤の影響で血球の値が下がっており、外泊中は人混みを避けるように医師から言われている。

だから、家の中でも姉妹で遊べる玩具を買っておいて良かった。



これだけでも、愛美はかなりリフレッシュできるだろう。

次女も、愛美との貴重な時間を楽しむことができたはずだ。



夕食は、愛美の希望で寿司にすることにした。

病院の食事では、まず出ることがないからだ。

ただ、人混みを避けなければいけない為、買ってきて自宅で食べることにした。

外で食べるのも楽しいが、自宅でゆっくり食べるのもなかなか良い。



楽しい時間は、あっという間に過ぎる。

明日は病院に戻らなければいけない。

そう思うと、急に寂しくなった。





【6/25(日)・入院75日目】

今日は、昼過ぎまでゆっくり自宅で過ごしてから病院へ戻った。

特に、愛美の体調に問題はなく、楽しい外泊を過ごすことができた。



自宅から病院までは、車で1時間ほどだ。

病院へ向かう途中の車内では、後部座席から姉妹の歌声が聞こえてくる。

運転しながら、その歌声に癒される。



ただ、寂しいことに、帰りはその歌声を聴くことができない。



今日も、外泊許可時間ぎりぎりまで、病院のラウンジで過ごした。


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また、しばらく姉妹は顔を合わせることができなくなる。

お別れ前の貴重な時間だ。


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次女は、規則で病棟に入れない。

だから、次女と僕はラウンジに残り、妻が愛美を病棟まで連れて行くことにした。



いつの間にか、お別れ前は、姉妹でハグをするのが恒例になっている。


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帰り際に、病院の入口に設置された七夕の笹を見かけた。


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一目散に、次女が短冊に願いを書いた。

どうやら、パティシエになりたいらしい。


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僕も、短冊に願いを込めることにした。





僕の願いは、たったひとつ。

どうか、この願いが叶いますように・・・。








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独り言 (追悼)

独り言
06 /24 2017
昨日、とても悲しいニュースが流れた。

乳がんを患って闘病中だった、フリーアナウンサーの小林麻央さんが逝去された。

麻央さんの闘病の様子は、ご本人のブログや度々のニュースで伝えられており、僕も応援していた。



僕はがん患者ではないので、ご本人の本当の気持ちを知ることはできない。

でも、当時、ご本人がブログを始められた理由は、何となくわかる気がする。



昨日、ご主人の海老蔵さんが気丈にもお仕事をこなし、その間に会見を開いた様子を見て、その立派な態度に感服した。

僕がもし愛する人を亡くしたら、しばらくは何もできなくなるだろう。

海老蔵さんは、本当に強い。



残されたお子さんのことも心配だ。

子供は、特に小さいうちは、その両親から等しく愛情を受けて育つのが理想的だと考える。

でも、それは残された父親が一番理解しているだろうし、この先の覚悟をされた上での会見だったと思う。



命あるものには、いつか必ず死が訪れる。

ただ、本人に罪が無いのに、若くして道半ばで亡くなる人も沢山いる。

僕の高校時代の野球部のチームメイトも、若くしてがんで亡くなった。



そんな時は、いつも思う。

神様は本当にいるのだろうかと。



小林麻央さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

まなみのぱぱ

脳に腫瘍を持つ娘の父親です。