貴重な時間

入院生活
04 /17 2017
気が付けば、午後の1時を過ぎていた。



「そういえば、お昼ごはんを食べてないね。」

入院手続きをすませた僕らは、小児科病棟に入る前に何か食べることにした。


愛美は、しばらく病院食しか食べれないだろう。

せっかくだから、愛美が食べたいものを食べさせてあげたい。



愛美に何か食べたいものはあるかと聞くと、すぐに返事が返ってきた。

「お寿司が食べたい!」



愛美は、家族でたまに行く回転寿司が大好きだ。

でも、ここは都心の一等地。

チェーン店の回転寿司屋なんてないだろう。


とりあえず、病院の警備員さんに聞いてみる。

「回転はしませんが・・・」

と前置きして、近くの寿司屋を教えてくれた。



「めちゃくちゃ高かったらどうしよう・・・」

僕はちょっとドキドキしながら、教えてもらった寿司屋に向かった。


後ろを振り返ると、満開の桜の下を愛美と妻が楽しそうに手をつないで歩いていた。


IMAG7100.jpg



教えてもらった寿司屋は、大正解だった。

愛美はそこで、大好きなネギトロ丼を頼んだ。

ついさっき、入院のことを話したときの泣きそうな顔とは一転して、とても明るい笑顔を見せてくれた。




これで、しばらく愛美と一緒に食事が出来なくなる。

僕ら親子にとって、貴重な時間だった。


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まなみのぱぱ

脳に腫瘍を持つ娘の父親です。